【調査概要】
◆アンケート実施日
2021年3月11日〜3月15日
◆調査タイトル
ヒートショックに関する意識・実態調査
◆対象者
一般生活者 全国約1,325名(北海道・沖縄を除く)
◆対象者年齢
40〜70代の男女
◆対象エリア
九州・中四国・東北・東海中部北陸・関東・関西
◆調査方法
インターネットアンケート
■みんなはヒートショックのことを知っている?
まずは「ヒートショック」について、どこまで知っているのか聞いてみたよ。「内容まで知っている」人が67.5%、「聞いたことはあるが内容は知らない」という人が23.2%、「聞いたことがない」という人が9.3%という結果が出ました。 6割以上の人が「ヒートショック」という言葉と共に、ヒートショックがどんなものなのかまで知っているということがわかりますね。「ヒートショック」という言葉自体を知らない人は全体の1割以下だから「ヒートショック」という言葉はすごく広まっているということがわかります。
■どれぐらいの人が実際にヒートショック対策をしているのかな?
最初のアンケート結果で、ほとんどの人がヒートショックという言葉を知っていて、6割以上の人がヒートショックの内容まで知っていることがわかりました。次は「実際にヒートショックの対策をしているのか?」を聞いてみました。その結果、約半数の人が対策を実行できていないということがわかりました。エリア別でみると、比較的暖かい地域に対策をできていない人が多く、逆に東北等の寒い地域の方はしっかりと対策をしている人が多いという傾向がみられました。比較的暖かい地域でもヒートショックが起きる可能性は十分ありますので、気を付けましょう。
全体の割合を見ると、日常的に対策を実行している人は、全体の30%未満となっているので、
認知度に対して日ごろから対策をできている人が少ないことが分かりますね。
■実際にみんながやっているヒートショック対策は?
「入浴前に浴室を暖めておく」がダントツの1位。他にも「入浴前に脱衣室を暖めておく」「湯温設定は41度以下にする」「かけ湯をしてから湯船に入る」 など、お風呂まわりの対策が多いことが分かります。お風呂は服を脱いで入浴する事から温度差の違いを実感しやすいため、対策をしている人が多いのですね。他にも「廊下やトイレ、洗面所等を暖房して暖めておく」 という人も多くいらっしゃいました。みなさん、身近にできるところから対策をしているのですね。 「断熱リフォームを行う」という人は少数でした。ヒートショックの対策として理想的なのは、温度調整などの「日常生活の中での対策」に加えて、リフォームや二重サッシへの変更など「設備面での対策」をすること。費用はかかってしまいますが、リフォームをはじめとした「設備面での対策」はヒートショックの要因を根本から防ぐことができます。ヒートショックは命に関わることでもあるので、ぜひそちらも視野に入れてほしいと思います。
「対策を実行している」と答えた方でも、まだ改善できる部分があるかと思います。
「STOP!ヒートショック」プロジェクトでは「入浴時の7つ+おうち全体の対策ポイント」を発信しています。
是非ご覧いただき、できることから対策を実行しましょう!
■アンケート結果をゆずおねえさんが総括!
今回のアンケート結果を見て、多くの人がヒートショックがどういうものかを知っている反面、日常的に対策をできている人は少ない事が分かりました。「自分は大丈夫」という油断がヒートショックに繋がってしまいます。みなさん油断せずヒートショック対策に取り組んでくださいね。
●ヒートショック対策について、詳しく知りたい方はこちらもチェック!
⇒ヒートショックの対策は?
●高齢の方は特に注意しましょう。詳しく知りたい方はこちらもチェック!
⇒ヒートショック 高齢者は特に注意
●どれくらい対策ができているか、チェックしてみたい方はこちらもチェック!
⇒お風呂の安心度チェックリスト