プカ太郎:矢吹先生が医師を志した理由を教えてください。
矢吹先生:学生時代から「困っている人の役に立つ仕事をしたい」と思っていて、シンプルですけど直接的に人を助けるために医師になりたいと考えたのが理由です。
プカ太郎:医師を目指した当初は何科の医師になろうとしていたのですか?
矢吹先生:専門的な領域を深く追求するよりも、幅広くどんな症状にも対応できる医師になりたかったので、子どもの健康問題に幅広く対応する小児科医になろうと思っていました。
プカ太郎:たしかに大人の健康問題だと内科とか外科とか症状によって科が分かれていますけど、小児科は子どもの健康問題なら何でも診てくれますね。
矢吹先生:研修医時代に様々な科で研修を受けました。もちろん小児科でも研修を受けましたが、同時に他の診療科にもすごく魅力を感じました。
プカ太郎:なるほど!
矢吹先生:研修医として色んな科を経験したおかげで、私の根底にあるのは「子どもだけでなく大人も、幅広く色んな人の症状をケアしたい」という思いなんだと気づきました。
プカ太郎:その想いが総合診療医という現在につながってくるわけですね!
矢吹先生:そうなんです。
プカ太郎:総合診療医について教えてください!
矢吹先生:総合診療医は患者さんの抱える多くの問題に対処し、継続的に診療しながら家族や地域といった患者さんの持つ背景まで考えながら診療する医師です。診療所で働くことも病院で働くこともあります。(最近、19番目の専門領域として認定されました)。
プカ太郎:病院ではどんな役割なのですか?
矢吹先生:患者さんが病院を受診した際に一番最初の窓口として診察しています。症状から診断や対処を考えたり、専門的な診察が必要な場合は、専門医と連携をとって患者さんのケアをします。
プカ太郎:ボクも病院に行った時に「何科を受診すればいいんだろう?」って迷った経験が何度かあるので、総合診療医さんがいてくれると助かります!
~【Vol.2】に続く~
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